
現代は借金へのハードルが低すぎると思う。クレジットカード、キャッシング、消費者金融。あらゆるサービスが手続きをスマホで完結させていった結果、借金が身近になった。
俺自身も、1枚のクレジットカードから始まり、返済のための資金作りでまた別の会社から借りる。
これを繰り返した結果、いまは立派な多重債務者になり果てた。
この記事では借金の内訳、なぜこうなったのか、今後の方針をまとめていく。
多重債務の現状把握

借金を返済するためにはまず、どれくらい借りているかをしっかりと把握する必要がある。
正直に言えば、これはかなりつらい作業だ。見たくない現実だ。
たぶん、多くの多重債務者がここから逃げていると考えている。もちろん、俺もずっと逃げてきたからここまで借金が膨らんだ。
しかし、もう逃げ場はない。現状をしっかり把握しよう。
内訳
LINE POCKET MONEY ¥97,423
SMBCペットローン ¥69,000
セブン銀行フリーローン ¥497,936
地銀フリーローン ¥487,938
メルペイ ¥264,602
プロミス ¥490,000
楽天フリーローン ¥334,330
Paidy分割残高 ¥70,114
オリコカード ¥1,005,147
合計 ¥3,316,490
※2025年9月末時点
総額300万を超えている。俺が今乗ってる車より高いぞ。
クレジットカード、銀行のフリーローン、消費者金融 借りられるところからは一通り借りてきた。
借金する→支払い出来ない→また借金する
このループにはまった結果、俺は多重債務者となってしまった。
書き出して思ったこと
こうして自分の借金の一覧を並べるとやはりつらい。300万円は本当に重い。
仮に毎月10万元本を減らせたとしても3年近くかかると考えると途方もないことに思えてくる。
利息も払っているので、現実はもっと時間がかかる。
しかし、この現実を正面から受け止めて初めて対策ができるのだと思っている。
フリーローン?いいえ、借金です
個人的に、「ローン」という言葉は「借金」という概念をうまく隠して心理的なハードルを下げていると考えている。
もちろん、ただの言葉遊びで実態は借金だと理解している人がほとんどなのはわかっている。
しかし、「銀行のフリーローン50万円」と「銀行からの50万の借金」では脳内でのとらえ方が変わってくる。
自分の脳みそには「銀行からの借金」と変換して、危機感を持とうと思う。
多重債務者になるまで

ここからは借金が膨らんでいく過程を簡単に説明していく
最初は1枚のカード
社会人になったころ、初めて作ったクレジットカードはオリコカードだった。
その頃はまだ、使いすぎないようにする意識は持っていたはず。
止まらない物欲
使い続けるうちに、現金を持たずにカードで生活することが増えた。
手元のお札が減るという物理的にわかりやすい無駄遣いのサインがなくなってしまった結果。
現金で払えば痛みを感じるレベルの出費が怖くなくなった。
カードを使えばどんな高額商品も一瞬で手に入る。俺はわかりやすく、物欲の沼にはまったのだった。
お金がないのに
お金がないのに物が買えてしまうという矛盾、限度枠までは無限に買い物ができる
いつしか俺の脳内で
「限度枠≒貯金残高」
という図式になってしまった。
こうなると俺はもう止まらない。趣味の道具、ほしいガジェット、風〇、無駄な飲み会。
あらゆるものを欲しいと思った瞬間に買うようになった。
そして多重債務へ
これだけ散財していれば、当然支払いがきつくなっていく。支払いのためにキャッシングに手を出す、借金を一本化するために銀行から借金する、銀行の金で空いた限度枠でまた買い物をする。足りなくなって消費者金融から借りる。
「返済のための借金」という泥沼にはまっていく俺。そしてついに借金は300万円を突破したのだった。
この金額になってくると、一般的な稼ぎのサラリーマンではどこも貸してくれなくなる。この段階で要約、じぶんが多重債務者になったという現実を突きつけられる。
多重債務者Aさんの生活

多重債務になるとどうなるのか。地方在住の30代男性Aさんを例に見ていこう
現在の暮らし
現在は実家に寄生しながら、一般的なサラリーマンと同じ生活をしている。30代のこどおじ、しかも数百万の借金持ちというおまけつき。自尊心を保ちにくい状態ではあるが、借金返済のためには仕方のない選択だった。
こどおじできなければ、日々の生活費で間違いなく破産コースだった。現在は家事をして、高齢の母を手伝っているという名目で住まわせてもらっている。
一瞬でなくなる給料
現在の支払額は俺の給料の3分の2以上ある。しかも半分近くは利息分だ。元本が減らないからずっと給料を吸われ続けている。
給料がほとんど残らないので、当然貯金はできない。早いうちにNISAに積み立てておけば将来の資産になるというのに、それすらできない。
選択肢を削られる生活
やりたいことがあっても手元のお金がなく、できない。
仕事がつらくなってもいったんやめるという選択肢すら取れない。
自分の首を絞めてしまっている。
「お金がなくてできない」というのはとんでもないストレスになる。
多重債務者の今後

多重債務者として、今後どうやって借金を返すのか、債務整理をするのか俺の考えをまとめていきたい。
生活コストの見直し
手元に残るお金を多くするには生活コストの引き下げが必須だ。格安SIMに乗り換える、無駄なサブスクを解約するなど、固定費を削減、緊急時以外はコンビニに立ち入らない、目的もないのにお店に入らないなど、とにかくお金が減る要因を減らしていく。
副業で少しでもお金を増やす
元本を削っていくために、空いた時間で副業している。土日はタイミーかメルカリハロで働いてお金が振り込まれたら即返済している。
スキマバイトだけでは限界があるので、ブログやメルカリでの不用品販売などで仕事以外でお金を手に入れる方法を増やしていく。
まとめ
任意整理や自己破産はまだしたくないので、生活コストの見直しと副業で完済を目指していく。そのためには自分の欲と向き合い、支出をコントロールしていく必要がある。
この借金を返し終えたころには、節約マインドが身に付き、お金をためていける人間になっていると信じて日々、返済のために行動していきたい。
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